親父の法則。
高校3年生の夏休み、代ゼミに通っている時に発見した法則。
さらりと授業を受けて終わると友達と決まって札幌駅の喫煙所へ向かう。
喫煙所で何をしているかは…まぁ…置いといて。
そこで発見した親父の法則。
夏の暑い日、スーツ姿の親父たちは、脂汗をテカらせながら、
決まって同じものをあるところに入れていた。
Yシャツの胸ポケットにタバコ。
親父たちはズボンのポケットとかカバンのポケットとかではなく、
「必ず」Yシャツの胸ポケットにタバコをしまう、ライターと一緒に。
そこで何かをしていた自分と友達は、その法則があまりに面白く、
親父たちの胸ポケットの法則をタバコを吸いに来るたびに数えていた。
今思えば、何がおかしかったかはわからないけど、受験でまいっていたのだろう…。
来る親父来る親父、胸ポケットにタバコ。
「ハイ、また親父キター!」
「おぉ!また親父キター!」
「おい!何人目やぁ!この親父もだよー!」
そして、何人目になっただろう…
スーツ姿の親父がまた、胸ポケットからタバコを取り出し、プカプカとタバコを吸い始める。
ただ、その親父は何故かこっちを見ながら、タバコを吸っている。
あまりに面白い顔をしていた自分たちが不思議だったのだろう。
と
思っていたら…
その親父は、言った。
「君たち、何歳?」
「うーんと…えーっと…」
その後、駅に常設されている鉄道警察隊にいる自分たちがいた。
そんなことを思い出した今日、会社での喫煙所。
社内が暑くて、Yシャツ姿の自分。紛れもなく胸ポケットからタバコを出していた自分。
「やヴぁい」と感じた自分でした。まだ、20代なのに親父の道へ進んでいるのかしら…
ある意味…年相応になってきたのだなぁ…とも感じた今日でした。